SONY AS15で車載動画を撮影

前回紹介したSONY AS15ですが、さっそく動画撮影してみました。高感度CMOSセンサーの性能を試すため、夜間のドライブ撮影です。


取り付けは写真のような感じ。スーパークランプ7インチマジックアームでメーターパネルに固定しています。写真のマジックアームは中央のノブを緩めると自由自在に3箇所の稼動部の角度を調整できる便利な撮影機材です。金属製でしっかりしているのでアームがブレることはありません。


撮影した動画はこんな感じ。アングルは170度です。夜間の割りにはしっかり撮れているのではないでしょうか。GoproHD初代との比較になりますが、暗所性能はSONYのほうが優れている感じです。画像のブレも少ないなという印象。ただし、30fpsのため、ちょっとカクカク感があります。

残念なのは音声。防水ケースに入れているためか、かなり酷い・・・。ケースから出せば解決しますが、防水ケースに入れないと三脚付けられないんですよね・・・。

スーパークランプで固定

ということで、こんな解決法を見つけました。車への取り付けに使用したスーパークランプで本体を挟んでしまいました。クランプの内側には滑り止めのゴムが貼ってあるので、本体が傷つくこともなし。これで防水ケースなしでも三脚に固定できるようになりました。






SONYアクションカム HDR-AS15レビュー

SONYからアクションカムが発売されていたのでさっそく入手してみました。小型のビデオカメラです。この手のカメラとしては米国のGoproが有名というか、このカメラもGoproの成功を後追いして出てきた感じ。広角単焦点のビデオカムでいろんな用途に使えます。

本家Goproはテレビ番組の撮影にも使われており、最近よく見かけるようになりました。画質的には暗所に弱いなど弱点があったため、ソニーから発売された新機種には期待が高まります。

AS15本体

まずは簡単な機能の紹介から。広角170度と120度の撮影に対応します。バッテリーは高画質モードで公称2時間20分。メディアはマイクロSDカードを使います。なお、付属のケースに入れることで防水対応(水深60m)です。

RX100などで使われるXタイプのバッテリー

ざっくり使ってみての印象。画質はいいですね。特に暗所性能についてはSONY製の裏面照射CMOSセンサーを使っていることもあって、かなり暗めの環境でもバッチリ撮影できます。手ぶれ補正は電子式ですが、しっかり働きます。車載で動画撮影してみましたが、いい感じ。

クレジットカードよりひと回り大きい

マイナス点もいくつか。想像していたより大きいです。ケースに入れた状態でタバコ箱ぐらいの大きさ。防水ケースに入れるとGopro2個分。デカいなあという感想になってしまいます。

三脚穴は防水ケースのみ

もうひとつ。やはり三脚対応はしてほしかったですね。付属の防水ケースには三脚穴がありますが、カメラ本体には三脚穴が付いていません。ケースに入れると画質が落ちる上に、音声が不明瞭になるので困りますね。。。

大きなボタンで操作性はよい

動画撮影の最高画質HQモードは、1920×1080/30fps(HQ)です。ライバルGoproの最新機種HERO3は60fps対応で、4K(3,840x2,160,15fps)撮影できるモデルもあるようです。スポーツなどの撮影シーンが多いことを考えれば60fpsは必須ですね。

レンズ側から取り出すのはマイナス

そのほか、ケースから本体を出すときレンズが手に触れやすいのもマイナス。全体的な評価は60点ぐらい。後発の割りに、センサー以外にこれといった特徴がない製品。いや製品というより商品ですな。Goproが売れてるから、同じようなものを急いで作った感が・・・。

SONYというブランドに釣られて買ってしまいましたが、正直、もう1.3万円出してGopro HERO3にしたほうが楽しめたかなと。