オリンパス SP-810UZ レビュー



オリンパスのSP-810UZが手に入ったのでレビューです。ニコンのCOOLPIX P510、SONYのサイバーショットHX200Vと比較しながら紹介してみたいと思います。2011年9月に発売された機種なので、先の2機種と比べるのは少しかわいそうな気もしますが・・・。

まずはSP-810UZの簡単な製品特徴から。ズーム倍率は光学36倍で、35mm換算24mmから864mm相当です。広角端はP510と同じで、望遠側が若干負けていますね。HX200Vと比べると広角・望遠共にSP-810UZのほうが勝ってます。

高感度撮影については、最高でISO1600で、P510のISO12,800(モノクロ)、HX200VのISO12,800に比べるとかなり見劣りします。そのほか、ビューファインダーは非搭載、液晶も可動式でないなど他社製品に比べると見劣りした内容ですね・・・。

SP-810UZもフィルター径のネジが切っていないので、フィルターやコンバージョンレンズは使えません。ただし、別売りのフィルターアダプターを装着すれば、58mm&72mm径のフィルターやテレコンが使えるようになります。

さて、では実際に触って比較してみましょう。細かいレビューやスペックの解説はカメラ誌に任せるとして、P510HX200Vとの違いで特に印象的な部分をいくつか挙げます。

一番の不満点は、P510同様にオートフォーカスの精度の低さ。特に望遠側ではフォーカスが遅いし、迷いますね。手ぶれ補正も微妙な感じです。動画も1280×720ではフルHDの他社製品と比べると見劣りします。

ここまで、いいとこなしな感じですが、やはり一番の売りは価格。7月の購入時、16,703円と他社製品の半額の価格は魅力的です。この価格で36倍ズーム機が手に入るとなると多少の性能差には目がつぶれるかも。

もう一つ、SP-810UZはオプションでリモートケーブル(有線リモコン)が使えます(赤外線リモコンは使えません)。コストカットのためか最近のデジカメではリモコンが搭載されていないどころか、オプションでも対応していないものが多いので、貴重な存在です。SP-810UZであればリモートケーブルを使ったバルブ撮影も可能なようです。

総評としては、他社製品に周回遅れといった感じですね。魅力はお値段。オリンパスの製品といえばテレコンバージョンレンズTCON-17Xがすばらしい出来なだけに、デジカメ本体にも期待をしています。ぜひ次期モデルでは気合の入った商品をお願いします。

※12/08/23追記
オリンパス、光学40倍ズーム・単3電池工藤の「STYLUS SP-820UZ」など
コメント:24-864mm→22.4-896mmです。スペック的にはようやく他社の春モデルに追いついた感じ。これといって特徴がない。やる気なさそう。。。

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