リモコンでパンチルト操作できるトライポッドヘッド(電動雲台)


海外製品のトライポッドヘッドです。パンチルトヘッドと呼ばれる電動雲台ですね。デジカメやビデオをセットすると付属のリモコンでパンチルトの遠隔操作ができるという代物です。

文章では説明しずらいので下の写真・動画をご覧ください。トライポッドヘッドの上にカメラを設置(三脚穴で固定)すると、付属の赤外線リモコンでカメラを上下左右に遠隔操作することができます。トライポッドヘッドは単体でも利用できますが、底面に三脚穴があるので、三脚の上にネジで固定して設置することも可能です。カメラを設置する側はクイックシューがついています。


可動範囲は上下(チルト)が30度、左右(パン)が120度です。リモコンでの上下左右の操作はもちろん、オートパンにも対応。LANC端子を備えているカメラであれば、カメラのズームや録画の操作も可能になります(ソニー、キヤノン、パナソニックに対応。別途ケーブルが必要)。本体裏に単三電池5本を入れることで電源なしでも作動させることができます。もちろん付属のACアダプターも使えます。

赤外線リモコンは10m離れた距離から操作できます。また、赤外線リモコンが届かないような場所でも、付属のIRリモートセンサー(ケーブル長6m)を延長させることで、リモコンの受光部をカメラ本体から離れた場所に設置することができます。例えば、ベランダにカメラを設置し、リモートケーブルを室内に引き込み操作すれば、監視カメラのような使い方をすることも可能です。別途延長ケーブルを使えば最大60mの長さまでケーブルを延長できるようです。

youtube動画

難点としては、パン操作時、リモコンが長押しに対応していない点。具体的には、パンボタンを押さえたままにしていても、一定時間動くと止まります。再度ボタンを押せばまた動くのですが、少し煩わしいですね。オートパンを押せばスムーズに動くので、大きくパンさせるときはこちらの機能を使って動かし、パンボタンで微調整といった感じでしょうか。LC5のような学習リモコンで設定すれば長押しでもいけるような気はしますが・・・。

あと、注意点としては、一眼レフ程度の重さなら問題なく稼働させることができるのですが、ビデオにテレコンを付けたり、重たい望遠レンズをつけると重心がズレてうまく動かないことがあります。そのような場合はフォーカスアジャスターのようなもので重心を調整するとうまくいきます。

パンの速度が遅かったりと、いろいろと難点もありますが、電動のパンチルトヘッドは国内では業務用(有線リモコン)しか見かけませんので、現状、選択肢としてはこれしかありません。まあ、使っていてそんなに不便に感じることはないし、お手頃価格で手に入るので良い商品だと思います。

※商品はこちらのショップで販売中です。

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