ワイヤレスタイマーコントローラーをFZ200に装着してみた

前回紹介したJYCのワイヤレスタイマーコントローラー「JY-710」ですが、パナソニック用も発売されているので、FZ200に装着できるか試してみました。JY-710の使い方などはキヤノン用製品紹介ページを参照ください。ケーブルが異なるだけで仕様等は同じです。


FZ200はファインダー側から見て、本体左側面にリモート端子が搭載されています。上の写真のようにケーブルを繋げ、受信機の電源を入れれば準備完了。製品はパナソニックのデジイチ用ですが、FZ200でも問題なく動作します。ただし、FZ200にはバルブ機能が搭載されていないため、バルブ撮影はできません。


正面から見るとこんな感じ。少しケーブルが邪魔な感じはしますが、これでFZ200でもリモート撮影やインターバル撮影ができるようになりました。


なお、キヤノン用ニコン用には送信機と本体とを繋げるケーブルが付属していましたが、パナソニック用にはついていませんのでご注意を。

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パナソニック


キヤノン(C1,C3)




SONY


ニコン(N1,N3)

ワイヤレスタイマーコントローラーをSX50HSに装着してみた


一昔前のコンデジでは付属品にリモコンがついていたものですが、近頃の製品は経費削減のためかリモコンが搭載されていないものが多いですね。オプションでの対応もないようです。超高倍率ズーム機でもワイヤレスリモコン対応の機種はないのが現状です。

ズーム撮影時はシャッターを押すときなどわずかな手ぶれでも写りに大きく影響します。キヤノンのSX50 HSやパナソニックのFZ200では、有線リモコンを接続するためのリモート端子が搭載されているので、レリーズを使って撮影をすることができます。

このうち、SX50 HSについては、以前このブログでも紹介しましたがサードパーティーから発売されているリモートシャッターユニットを買えばリモート撮影ができるようになります。

その後、いろいろと調べたところ、中国のカメラ用品メーカーJYCからワイヤレスタイマーコントローラー「JY-710」なるものが発売されており、これがSX50 HSに使えそう、かつインターバル撮影機能などを搭載していてかなり便利そうなのでさっそく入手してみました。


商品は、受信機と送信機の2点からなり、上の写真のように受信機をカメラのフラッシュシューに装着、リモート端子にコードを接続し、送信機からシャッター操作を行うというものです。基本的な仕組みは以前紹介したJM-Cと同じですね。

しかし、このタイマーコントローラーがすごいのは、その機能。(1)タイマー撮影、(2)バルブ(長時間露光)、(3)インターバル(間欠)撮影に対応しています。単純なリモートシャッターはもちろん、インターバル撮影などかなり細かな設定ができるのが特徴です。なお、SX50 HSはバルブ撮影に対応していないので、バルブ機能については使えません。

リモコンとしての使い方は簡単です。カーソルキーの下のシャッターボタンを押すと、シャッターが切れます。バルブモードのついたデジカメであれば、ボタンを上にずらすとシャッターボタンがホールドされて、バルブ撮影ができます。秒カウントもしてくれるのが便利ですね。

では、SX50 HSJY-710を装着してインターバル撮影をしてみましょう。設定は簡単です。まずは左右キーで「N」のインジケーターにモードを合わせて「SET」で撮影枚数を設定します。設定値は最大399枚ですが、「- -」にあわせておけばメモリ容量いっぱいまで撮影します。


次に、モードを「INTVL」に合わせて「SET」を押すと、撮影間隔の設定ができます。撮影間隔は1秒から99時間59分59秒までの範囲で設定できます。上の写真の場合、3秒間隔で5枚撮影と設定した状態です。

設定が完了したら、あとはカメラと受信機の電源を入れてスタートボタンを押すだけ。設定どおり3秒ごとに5枚撮影をしてくれます。簡単ですね。インターバル撮影機能が搭載されていない機種でも、リモート端子があれば、このコントローラーを付けるだけで定点撮影ができました。

ちなみに、商品には、送信機とカメラとを繋げるコードも入っており、送信機単体で有線リモコンとしても使うことができます。

使ってみての感想ですが、送信機が少し大きいかなというのはありますが、取付・操作も簡単でいいですね。なんといってもインターバル撮影ができるのはかなりの利点。

今回紹介したのはキヤノン用ですが、パナソニック用やニコンソニーなど各メーカーに対応した製品が用意されています(※P510HX200Vはリモート端子がついていないので使えません。

なお、今回、SX50 HSに取り付けたのはキヤノン用C1で、パワーショットEOSkissなどに使えます。EOS5Dなどに使えるC3C2いうタイプもあるので間違えないようご注意ください。

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FZ200とSX50 HSを比べてみる【試し撮り】

全域F2.8通しFZ200の実力やいかに。レンズが暗めのキヤノンSX50 HSと比較してみます。照明オンリーの夜間の飛行場で撮影してみました。純粋にレンズの明るさを比較するため、どちらも手振れ補正をオフにして撮影。

FZ200望遠端

まずはFZ200。望遠端は35mm換算で600mm相当です。ISO100でシャッタースピードは1/60秒。望遠端でもF2.8で撮影できます。

FZ200+TCON-17X

オリンパスのテレコンTCON-17Xを装着して望遠端で撮影するとこんな感じ。990mm相当になります。こちらもISO100、1/60秒。テレコンを装着してもF値は2.8のままです。テレコンをつけた状態でも明るさには影響ないようです。

SX50 HS

SX50 HSで撮影してみました。1,200mm相当でF値は6.5になります。FZ200と同じ条件、ISO100、1/60秒でこんな感じ。かろうじて鶴のマークが浮かんで見えますが、違いは一目瞭然ですね。こうやって比べてみるとFZ200のレンズの明るさが実感できます。


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パナソニックFZ200にテレコンをつける




パナソニックFZ200にテレコンをつける


FZ200にテレコンバージョンレンズを装着してみましょう(FZ200のレビューはこちら)。FZ200にテレコンを装着するためには別途レンズアダプターが必要になります。パナソニックから純正のアダプターが発売されていますが、P510などでおなじみのKIWI fotosからFZ200用アダプターセットが発売されているたのでこちらを入手。P510のアダプターセットと同様、アダプターのほかに、UVフィルター、CPLフィルター、花形フード、レンズキャップ、キャップホルダーの6点セットです。

取り付けは簡単です。FZ200のボディにアダプターをねじ込むだけ。余談ですが、このアダプターの径は64mmというかなり特殊なサイズです。パナソニックのデジカメFZ10用にLTZ10というテレコンがあるのですが、このテレコンの径も64mm径を採用しています。おかげさまで他の機種に流用できないと。


カメラは元々テレコンが取り付けられるように設計されているので、サードパーティー製でもしっかりはまります。アダプターの径は55mmでオリンパスのテレコンTCON-17Xがそのまま取り付けできます。パナソニックからもDMW-LT55というテレコンが発売されていますが、中身は同じもの。価格の安いTCON-17Xを選択しておけば問題ありません。

写真のとおりずいぶんとレンズは長くなりますが、これで完成。望遠端の焦点距離が35mm換算600mmの1.65倍990mm相当になります。テレコンをつけた状態では広角側でケラレが生じるのでご注意ください。FZ200ではテレコンモードというものがあり、そちらのモードに設定しておけがケラレの出る範囲はズーミングできないようになります。

テレコンなし(600mm相当)

テレコンあり(990mm相当)

と、普通のデジカメであればこれで完了ですが、全域F2.8のFZ200にテレコンを装着するとF値がどうなるのかは気になるところ。結論から先に言えば、F値は2.8のままです。

TCON-17X装着で画角は写真のような感じになります。どちらも室内で蛍光灯下、ISO100でシャッター速度は1/60です(※テレコンありのほうは若干手ぶれしています)。ネットで調べたところ、テレコンモードではF値が4.0になるようですが、普通の状態ではF2.8のまま。

どうやら、TCON-17Xではレンズのサイズが小さいため、FZ200に装着すると周辺減光などが発生する可能性がある模様。そのため、テレコンモードでは少し絞ってF4にしているようです。いずれにせよ、一応は990mm相当F2.8で撮影できる。これ、スゴイですね。一眼レフのレンズで990mm、F2.8通しっていくらぐらいで手に入るのでしょうか。もちろん画質は全然違うので単純には比較できませんが、かなりのコスパだと思います。

とりあえず、FZ200にテレコンつければF2.8通しの撮影ができるというとこまでが本日の収穫です。


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全域F2.8パナソニックFZ200レビュー


パナソニックFZ200が手に入ったのでレビューです。キヤノンPowershot SX50 HSや他の高倍率ズーム機と比較しながら紹介していきます。なお、今回も予算の都合で海外からの逆輸入品を購入のため、国内で販売されているものと若干仕様が異なる可能性があります。

まずはFZ200の簡単な製品特徴から。光学24倍、望遠端は35mm換算で600mm相当と他機種と比べると若干見劣りしますが、なんといってもこのデジカメ最大の特徴は望遠端でもF2.8の明るいレンズを使っている点ですね。SX50 HSは望遠端1,200mmとFZ200の2倍の望遠性能を誇りますが、望遠端でのF値は6.5とかなり暗めです(条件同じの600mmあたりならF5.6ぐらいですね)。

レンズの明るさはシャッター速度に影響するので、例えば、SX50 HSでは1/30秒のシャッター速度で撮影するところ、FZ200では1/160秒で撮影することができます。曇り空や夕暮れ時、室内など光量の少ない環境下で、動きのあるものを撮影するときに、FZ200を使えば被写体ブレがおこりにくくなるということです。


例えば上の写真ですが、蛍光灯下の暗い室内で手ぶれ補正オフにして撮影。望遠端(600mm)ですが、ISO10060分の1秒で問題なく撮影できます。普通のデジカメであればシャッター速度は10-15分の1秒程度になるので、ISO感度を上げたり、三脚を使わないと撮影できないでしょう。

実際に触ってみての印象をいくつか。基本的な性能は、SX50 HSと同等もしくは上回る部分もあります。例えばファインダーはSX50 HSとはまったく別物。精細でピントの山が掴みやすいのが特長です。普段はファインダーを使って撮影することはあまりないのですが、これだけきれいだと使ってみたくなりますね。屋外では液晶が使いづらい場面もあるので、ファインダーは高精細のほうがいい。

AF速度や連写機能といった基本的な性能は、後発だけあって高倍率ズーム機のなかでもかなり優秀な部類に入ります。撮影時ストレスを感じることはありません。ただ、SX50 HSと比べるとマクロが弱いかなという印象はあります。

最近のデジカメはコストカットのため、いろんな機能が省かれる傾向にありますが、FZ200ではフラッシュ用のホットシューやリモート端子なども搭載されているあたり作り手の良心を感じさせます。なお、リモート端子にサードパーティーから発売されているタイマーコントローラーを装着すれば、リモコン撮影やインターバル撮影ができるようになります。

そのほか、SX50 HSでは基本的にテレコンは使えませんが、FZ200では別売りのアダプターで対応するので拡張性が高くて好感度高し。

ということで、FZ200SX50 HS、秋モデルの高倍率ズーム2機種ですが、基本性能では大きな違いはないと思います。より遠くを撮りたいなら、望遠倍率の高いSX50 HSが選択肢に入ります。SX50 HSはレンズが暗いのが弱点ですが、マクロの性能もよく、これ1台あればどんな撮影シーンでもカバーできます。

一方、FZ200は、ズーム倍率などで他機種に劣ります。とはいっても別売りのテレコンを装着すれば1,000mmまでズーム倍率が伸びます。テレコンを装着した状態でもF値は2.8のまま。室内など特定の環境下では俄然優位に立ちます。お子さんが屋内スポーツなどをされているのであれば、FZ200がオススメです。

ついでに春モデルの2機種とも比較を。やはり後発2機種(SX50 HS,FZ200)が優位な感は否めませんが、SONYのHX200Vについては動画撮影でアドバンテージを感じます。ニコンのP510については、AFが弱い点や、拡張性の低さを考慮すると一歩後退といった印象です。ただし、春モデル2機種については価格もこなれてきているので、5万円前後の後発2機種と比べればコストパフォーマンスは高いので、十分選択肢に入るかと思います。

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SONY RX100フィルターアダプターキット


普段使いのデジカメとして評判の良いSONYのRX100を持っているのですが、フィルターネジが切ってないんですよね。高級コンパクトを謳うのであればフィルターネジぐらいは切ってくれても良さそうなものですが・・・。

ということで、RX100用のフィルターアダプターを入手です。というか、今回はメーカーにお願いして作ってもらいました。STOKオリジナルのRX100専用フィルターアダプターです。できあがった商品はご覧のとおり。仕組みはいたって簡単です。52mmのネジを切った金属製リングを両面テープでレンズ筒前面に貼り付けるだけです。

裏面に両面テープ

さっそく取り付けてみましょう。写真のようにアダプター裏面に両面テープがはってあるので、シールを剥がします。あとはRX100のレンズ筒に載せるだけ。カールツアイスのロゴは隠れてしまいますが・・・、これでRX100でも52mm径のフィルターが使えるようになりました。ちなみに、3Mの両面テープは予備が2つ入ってました。

取り付けても違和感なし

アダプターの厚みは約4mm。レンズが収納された状態ではぴったり収まるのでアダプターがついていることは気になりません。レンズが繰り出したときに、レンズ先端の外周が4-5mmほどはみ出すような感じになるので、それがどうかと気になっていましたが、実際取り付けてみるとあまり気になりません。いい感じ。

マルチコートUVフィルター

続けて、付属商品として入手したH&YMCUVフィルター(52mm)を装着してみます。こちらのフィルターが、予想していたよりも良かった。フィルター枠の厚みはわずか3mmと超薄型。アダプターと合わせてもレンズ先端の繰り出しは7mm程度でおさまります。フィルターは前側にも52mm径のネジが切ってあるので、2枚重ねで使うこともできます。これで撮影時でもRX100のレンズを曝すことなく使えるようになりました。ひと安心。

フィルター装着するとこんな感じ

総評としては合格点。発注時は、アダプターの厚みや、外周がレンズからはみ出すところがどうもブサイクになりそうかつ携帯性を犠牲にしそうな予感がしていたのですが。実物を取り付けてみると、意外としっくりしています。H&YのMCUVフィルターが予想以上に薄かったことも相まって、携帯性もほとんど損なわれません。

あとは、レンズ筒に両面テープでアダプターを貼り付ける点をどう評価するかですね。個人的には、以前、SONYH9を使っていたときもIRカットフィルター取付時、レンズ筒にステップアップリングを瞬間接着剤で貼り付けて使っていたこともあるのでそんなに気にはなりませんでした。


ちなみに、RX100はレンズ筒前面に「のりしろ」があるので両面テープでもしっかり固定できています。装着ついでに、一度貼り付けたアダプターをベリッと外してみましたが、レンズを繰り出した状態で筒をホールドして、アダプターを捻れば意外と簡単に外れます。一度つけたら二度と外せないというわけでもない。

弱点はやはりレンズ筒前面のカールツアイスのロゴが隠れてしまうことですかね。。。個人的には大満足の1品です。詳細はSTOKブログでご確認ください。

SX50 HS用 電波式リモートシャッターユニットJM-C

これまでいくつかの超望遠コンデジを試してきましたが、撮影時のネックはシャッターを押すときの手ぶれです。例えば、SX50 HSにテレコンを装着しての天体撮影では、望遠端で撮影をすると、三脚を使っても、シャッターを押すときのほんのわずかなブレでも撮影した画像には大きな影響がでます。2秒タイマーでごまかしながら撮影しましたが何か解決法はないものかと。

やはり超望遠の機種には、リモコンなり、レリーズなりが必須。しかし、最近のコンデジはコスト削減のためか、はたまた一眼レフとの差別化のためか、リモコンがついていません。というか、オプションですら対応していない。リモコン受光部すら付いていないのが現状です。

なんとか良い方法は見つからないかと考えていたところ、キヤノンの機種はレリーズ用の端子がついていることを発見(ちなみにソニーのHX200VやニコンのP510はついていません)。で、ネットを漁っていると、リモコンシャッターユニットなるものを発見したので、さっそく入手してみました。


中国のJJCというメーカーの製品で、JM-Cというリモートシャッターユニットです。同梱物は写真のとおり。受信機(写真中央)、送信機、ケーブル、電池×2個のセットです。「C」はキヤノンの「C」ですね。ニコンやオリンパスに対応した製品もあるようです。

対応機種は、EOSやパワーショットなどキヤノンのデジカメでリモートケーブル端子がついている機種であればほとんどがOKです(EOS 1Dや5Dなど上位機種は端子の形状が異なるので使えないようです)。SX50 HSはメーカーHPの対応機種には名前が入っていませんでしたが、キヤノンの「RS-60E3」互換ということでおそらく使えるでしょう。


同梱の取説は英文ですが、取り付けは簡単です。受信機をSX50 HSのフラッシュブラケットに装着してケーブルを端子に差し込むだけ。あとは送信機のボタンを押せば、ふつうのリモコンみたいにサクサクとシャッターが切れます。半押しにも対応します。SX50 HSでも問題なく使用できました。


送信機はシャッターボタンと3秒タイマー切り替えボタンがついています。電波式なので受信機の方向に向けなくてもどの方角からでも撮影できます。間に障害物が合っても問題なし。動作距離はメーカー公称値で30mです。アンテナがピッと出ますが、普段使う分には出す必要はないでしょう。

ざっくり使ってみての感想ですが、若干受信機がかさばる感はありますが、動作はいたって快調です。赤外線リモコンみたいに受光器に向ける必要もないので便利です。天体撮影などブレにシビアな被写体を撮影するときには必須ですね。オススメです。

【参考記事】
ワイヤレスタイマーコントローラーをSX50HSに装着してみたSX50 HS にLTZ10装着して観覧車を撮ってみた
SX50 HS にテレコンつけて月を撮ってみた
SX50 HS にテレコンをつける
SX50 HS にテレコンをつける(その2)
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SX50 HS にテレコンをつける【試し撮り】

SX50 HS レビュー
SX50 HS レビュー【試し撮り】

PowerShot SX50 HS にLTZ10装着して観覧車を撮ってみた

SX50 HSで試し撮り。テレコン(LTZ10)つけてホテルの窓からHEP FIVE(大阪)の観覧車を撮影してみました。ズーム倍率の参考にしてください。写真は1280x960にリサイズ済み。


まずは引き気味で全体の雰囲気を。朝9時頃で観覧車は稼働していない状態です。雨模様で薄暗い天気です。手持ち撮影。


宿泊したのは堂山町のホテルイルモンテ。観覧車まで直線距離で200mぐらいです。高速沿いの汚れた窓ガラス越しなので若干画質は落ちているかと思います。


LTZ10を取り付けた状態での望遠端(光学ズーム)はこんな感じ。1,200mmx1.5倍で1,800mm相当。観覧車は早朝で動いていないので、被写体ブレもなくしっかり撮れます。


上の写真のドア部分を等倍で切り抜きするとこんな感じ。1/160秒、F6.5、ISO125です。等倍にするとさすがにコンデジ故の粗が目立ちますが、それでも優秀な部類に入るのではないでしょうか。


デジタルズーム2倍、3,600mm相当。ゴンドラ内の様子もわかりますね。


デジタルズーム4倍(7,200mm相当)になるとここまで寄れます。手ぶれで若干ぼけた感じ。デジタルズームと後からトリミングするのとでは、画質的には違いはなさそうですね。しかし、この倍率で曇天にもかかわらず、手持ちで撮影できました。手ぶれ補正は優秀ではないでしょうか。

【参考記事】
ワイヤレスタイマーコントローラーをSX50HSに装着してみたSX50 HS にテレコンつけて月を撮ってみた
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SX50 HS レビュー
SX50 HS レビュー【試し撮り】

PowerShot SX50 HS にテレコンつけて月を撮ってみた

以前紹介した、パワーショットへのテレコン装着ですが、今回は月を撮ってみました。はじめての天体撮影。

カメラはこんな感じ。SX50 HSにパナソニックのテレコンLTZ10を装着(詳しくはこちら)した状態。カメラの三脚穴に直で三脚を付けるとバランスが悪いのでフラッシュブラケットで重心を調整。さらに、超望遠でカメラの微調整が必要なため、ビクセンの微動雲台を取り付けてみました。三脚はSTOKで取り扱ってるNESTのカーボン三脚


まずは光学ズームの望遠端。35mm換算で1,200mm相当の1.5倍=1,800mm相当。オートフォーカスでもきれいに撮れます。


さらに、デジタル2倍で3,600mm相当。画面に納まりきらなくなりました。


さらにデジタル4倍で7,200mm相当です。ここまでくるとオートフォーカスではピントが合いません。マニュアルでチマチマピント調整してなんとか撮れました。三脚でしっかり固定して撮影していますが、わずかな揺れでもかなりブレます。シャッターは手で押すとブレるので、2秒タイマーで撮影。この倍率になるとレリーズが必要ですね。初めての天体撮影にしてはなかなかの出来栄えかな。


月の左下に輝く物体。はじめは飛行機かと思ったのですが、どうやらiPhoneの天体アプリ・Star Walkで確認したところどうやら木星らしい(違っていたらゴメンなさい)。



肉眼では気づきませんでしたが、撮影した画像を見ると木星の近くに輝く3つの光。これは衛星でしょうか?それとも別の星?よくわかりませんが、こんなもんまで撮れるんですね。はじめての体験でしたが、天体撮影おもしろいです。はまりそう。冬になると空気がきれいになるので天体撮影には向いているようです。寒いですが・・・。

【参考記事】
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SX50 HS レビュー
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H&Y ハーフNDフィルターを使ってみた


H&Y社のハーフNDフィルター(77mm)なるものが手に入ったのでさっそく使ってみました。H&Yの担当者さんイチオシの商品ですが、1枚9,600円となかなか立派なお値段のフィルターです。ご覧の通り、ケースも高級感が漂いますね。。。

今回はSONYのサイバーショットDSC-R1に67-77mmステップアップリング経由で装着して撮影です。余談ですが、R1は2005年に発売されたデジカメです。風景撮影の場面では未だ現役。まもなく発売されるRX-1とは異なるのでご注意を。

で、こちらのハーフNDフィルターですが、正式な商品名は"Gradual Grey Filter"です。日本語にすると「徐々に灰色なフィルター」。境がキッチリした一般的なハーフNDフィルターと異なり、境界部分は徐々にNDがかかるような感じになります。より自然な感じで使えるハーフNDです。


写真で確認したいただくとわかりやすいですが、下半分が透けてレンズの文字が見えますが、上半分はまったく見えません。徐々に暗くなっているので境界はわかりにくいのがこのフィルターの特徴です。


フィルターを回転させるとこんな感じ。今度は左半分にNDがかかっている状態です。

フィルター主な用途は、風景撮影などで上下の明暗が激しい場合などの露出調整です。たとえば下半分が建物、上半分が快晴といったケースで、建物に露出を合わせたときに空が白飛びするのを防ぐ効果を狙います。建築写真を撮影する際につかう角形のハーフNDと同じです。


例えば、上の写真。下半分の煉瓦の部分に露出を合わせると、空の部分は露出オーバーで白飛びしてしまいます。一方で、空に露出を合わせると煉瓦の部分が真っ暗になってしまいます。


ハーフNDフィルターを使って上半分にND効果を与えると、全体的に露出が合って、煉瓦と空のどちらもきれいに写ります。ND部分の境界がグラデーションになっているので写真に不自然な感じを与えることはありせん。

フィルターはフレームが2段になっており、PLフィルターのようにレンズのついた枠がクルクル回転します。上下だけでなく左右や場合によっては斜めにして撮影が可能になります。回転させることでNDをかけたい箇所を手軽に調整することができるのが特徴ですね。

フィルターは厚さ7mm。前側にも同径のネジが切ってあります。この手のフィルターとしては、コッキンのような角形フィルターが知られていますが、H&YハーフNDフィルターはガラス製で取り扱いがしやすく、製品寿命が長いのがメリットです。

一方で、角型フィルターのように上下で自由に位置を調整することができないのが弱点。上3分の1だけNDを効かせたいといった用途には不向きです。

使ってみての感想ですが、正直最初は、こんなフィルター使い途あるのかな?という感じでした。しかし、実際に使ってみると面白いです。NDの範囲が固定されているのは確かに惜しい感じはしますが、その制約の中で写真を撮るという楽しみがいいです。

ハーフNDについては、コッキンのHPでも紹介されているので、こちらもご覧になってください。
http://aska-sg.net/filter_tech/cokin/filter-cokin-03.htm











キヤノン PowerShot SX50 HS にテレコンをつける【試し撮り】

SX50 HSにテレコンを装着しての撮影です。

ワイド端(24mm相当)

ワイド端はこんな感じ。テレコン用にアダプター+メタルフードを装着しているため、四隅にケラレが生じています。中央の白い倉庫の隣にある看板にズームインします。

テレ端(1,200mm相当)

光学ズームで望遠端はこんな感じ。テレコンなしでもここまで寄れます。

LTZ10装着(1,800mm相当)

まずは、パナソニックのLTZ10を装着。1.5倍で、1,800mm相当になりました。

TCON-17X装着(1,980mm相当)

オリンパスのTCON-17Xを装着するとこんな感じ。倍率はLTZ10の1.5倍に対して、TCON-17Xは1.65倍。LTZ10のほうがシャープな画質です。


TCON-17X+デジタル2倍

倍率優先でTCON-17Xを装着した状態で、さらにデジタルズーム2倍に。TCON-17X+デジタルズーム2倍(100倍)ということは、1,200×1.65倍×2倍=3,960mm相当です。

TCON-17X+デジタル4倍

さらに倍。デジタル4倍で、7,920mm相当。日中快晴だったので、手持ちでなんとか撮影できましたが、SX50 HSはレンズも暗めなので、テレコンを使うのであれば三脚は必須です。というか、ここまで望遠になると、照準を合わせるのも難しい。しっかりした三脚+微動雲台が必要です。

【参考記事】
SX50 HS にテレコンをつける
SX50 HS にテレコンをつける(その2)
SX50 HS にテレコンをつける(その3)
SX50 HS にテレコンをつける【試し撮り】
SX50 HS にテレコンをつけて月を撮る

SX50 HS レビュー
SX50 HS レビュー【試し撮り】










キヤノン PowerShot SX50 HS レビュー【試し撮り】

SX50 HS(35mm換算1,200mm相当)の望遠性能はどれぐらいのものでしょうか。SONYのHX200V(同840mm)、ニコンのP510(1,000mm)とで撮り比べ。場所は市営グラウンド。センター方向からバックネット付近の看板めがけてズームしてみました。


広角端(24mm)はこんな感じです。見づらいですが、中央にある白い倉庫の隣にある看板にズームインしてみます。各カメラの光学ズーム望遠端の画像はこんな感じ。

 HX200V(840mm)

P510(1,000mm)

SX50 HS(1,200mm)

HX200Vでは読みづらい看板の文字もSX50 HSなら余裕で読めます。日中、晴天下での撮影だったので、光学望遠端では3機種とも手ぶれ補正も問題なく効きました。

SX50 HS にテレコンをつける
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【参考記事】
SONY サイバーショット HX200V レビュー(ニコンP510と比較)
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