便利!iPhoneでワンセグTVが視聴できる「eSegTV」


まもなくアナログ放送が終了しますが、カーナビについているテレビがアナログのまま。これではもうすぐ見られなくなるということで、iPhoneでワンセグTVを視聴できる便利な機器を紹介です。

【WIFI接続で便利】
iPhoneでのワンセグ視聴といえば、ドックコネクタに小型チューナーを取り付けるのが一般的です。しかし、かっこ悪いし、かさばるしで今ひとつ使い物になりませんでした。そんな悩みを解消したのが「eSegTV」です。

この「eSegTV」の特徴は、iPhoneに機器を繋げることなくワンセグを視聴できる点。WIFI経由でワンセグTVを視聴することができます。モバイルルーターをイメージしてもらえばわかりやすいでしょう。無線LANの接続先に「eSegTV」を選択し、専用アプリを起動すればワンセグが視聴できます。

無線方式の利点は、iPhoneに余計な機器を取り付ける必要がなくかさばらないこと。まるでiPhoneにワンセグチューナーが内蔵されているかのごとくテレビを見ることができます。チューナーにはバッテリーが内蔵されているので、単体で3時間程度の視聴が可。USB経由で電源をとることもできます。iPhoneに繋げれば外部バッテリーとして使うこともできるようです。

【受信感度は合格点】
気になるのが受信感度。こんなに小型のワンセグ機器で電波をきちんと拾うかどうかが気になります。「eSegTV」はストラップ部分がアンテナになっているだけなので少し不安です。ということで、さっそく試してみます。

まずは基本性能から。ちなみに調査地は某地方都市中心部。鉄筋コンクリート造のマンション1階で調査です。

コンクリートは電波を遮断するため室内ではワンセグ電波が入りにくく、アンテナが1~2本しか立ちませんが、視聴には支障なく全チャンネル受信できています。ただし、場所によっては入りづらい箇所はあります。

次に、「eSegTV」を窓際に置いてみます。全チャンネルがきれいに受信できました。室内では場所によって電波の状況が変わってきますが、「eSegTV」なら電波状況の良いところにチューナーを置いておけば、無線LANの届く範囲で室内のどこでも視聴することがでるので助かります。

【車内での使用は】
で、ここからが本番。車で「eSegTV」を使ってみましょう。同じく地方都市中心部でテスト。ただし、ウチの車はフロントガラスが熱線反射ガラスのため、一般の車より電波を遮る構造になっています。

電源はシガーライターからUSB経由でとることができます。「eSegTV」を電波の入りやすい窓際に置いてiPhone で視聴してみます。ちなみにiPhoneをドックコネクタ経由でカーナビのライン入力に繋いでいます。音声は出力されますが、映像は出力されないようですね。

とりあえず中心部を走行。市街地でも走行中はときどき画面がとぎれることがありますね。しかし、映り自体は良いので、都心部などでの利用はなんとか使えるかな。そのまま郊外へ向かいますが、途中で映らなくなりました。携帯のワンセグ同様、車の中での視聴は難しいようです。車専用のチューナーを買わないとダメですね。

【まとめ】
小型のチューナーの割には受信感度は良いです。性能的には携帯のワンセグと同じぐらいでしょうか。iPhoneとチューナーを分離して使えるので便利ですね。車での視聴については、市街地など電波状況がいいところならOKですが、地デジチューナーの代わりは難しいですね。






iPhoneが赤外線リモコンになる「L5 remote」



iPhoneが学習機能付きリモコンに変身する「L5 remote」なる機器を購入したのでレポートです。

「L5 remote」は、iPhoneのドックコネクタに赤外線を発信する小型装置を取り付けて、学習機能付きリモコンとして利用するもの。iPhoneには赤外線ポートがついていないので、後付でユニットを取り付ける必要があります。少し出っ張りますが、これでiPhoneが学習リモコンとして使えます。

では、実際に取り付けてみましょう。届いた商品は箱の中に小さな赤外線ユニットが1つ入っているだけ。説明書はなし。あっさりしたもんですね。

ユニットをドックコネクタに差し込んで、appstoreから無料の「L5 remote」アプリをダウンロードしたらとりあえず準備完了。あとはテレビなど家電製品のリモコンを使って学習させるだけです。

ボタンの配置はiPhoneの画面上にいろんな種類のアイコンを自由に配置できるので、市販の学習リモコンよりはるかに便利。テレビやDVDなどのアイコンは事前に登録されていますし、作成したボタンに名前をつけることもできます。

リモコンはひとつの画面内にいろんな機器のよく使う機能をまとめることもできます。もちろん、個々のリモコンを1つの画面ごとに登録することもでき、1,000種類のリモコンを登録することができるらしい。

とりあえず、リビングにあるリモコンを一通り登録してみました。登録は簡単。まずボタンを配置して、それぞれのボタンにリモコンで赤外線データを登録する。テレビからビデオ、パソコン、照明まであっという間に登録完了です。

タッチパネルで、画面も見やすい、ボタンに名称が登録されているのでかなり使いやすいです。市販のリモコンよりも出力があるので、ふつうは届かないような距離からでも操作することもできます。

ただし、エアコンなど一部の機種については、リモコンの仕様上登録できないようです。温度など本体とリモコンの間で情報をやりとりするので学習リモコンは使えないらしい。スイッチのオンオフだけでも使えるようになれば便利なのですが。

また、携帯との赤外線通信には現時点では対応していません。拡張としてのアドオンを行うかを検討中とのことです。使えるようになれば便利ですね。

1週間ほど使ってみての感想ですが、操作が簡単。家中のリモコンがiPhoneひとつに収まるのでかなり便利です。デジカメやビデオカメラでも使えるので、デジカメの遠隔撮影など屋外の使用でも用途は広がりそう。

弱点は、エアコンが使えないことと、充電の際、ユニットをいちいち取り外さないと行けないことぐらい。欲を言えば、有名どころのリモコンがプリセットで登録されていると便利かな。なかなか便利な機器で、オススメです。






赤外線撮影用IRフィルター



赤外線撮影の季節がやってきました。

赤外線撮影といえば、ソニーのナイトショットデジカメ、そして富士フィルムのIRフィルターが定番です。ただ、この富士のIRフィルターはゼラチンフィルターで、四角いシート状の商品のため取り扱いがややこしい。とりあえずレンズ保護フィルターの裏に挟み込んで使うのですが、どうも丸くカットするのが面倒です。

ということで、そんな悩みを解消する商品がROWAのIRフィルターです。写真のとおり、52mm径のフィルターがIRフィルターになっているので、普通のフィルターと同じように扱えます。これで赤外線撮影がより身近なものになりました。

ちなみに、当研究所では、サイバーショットH9に49-52mmのステップアップリングを接着剤で貼り付け、その上からこのIRフィルターをセットして使います。これで見た目は普通のデジカメです。

フィルターサイズは25mmから58mmまで揃っています。この夏、赤外線カメラでアートな撮影にチャレンジしたい方はぜひお試しあれ。